Mondo et autres histoires

Mondo Et Autres Histoires (Collection Folio)
Mondo et autres histoires
著者:Jean-Marie Gustave Le Clézio
発表年:1978
オススメ度:★★★★
読了日:2018.12.06

あらすじ

2008年にノーベル文学賞を受賞した、フランス人作家クレジオによる短編集。
収録作品は以下の通り。

私の感想、レビュー

クレジオの作品は初めて読みましたが、素晴らしいの一言でした!

全編、子供が主人公の作品群で、読んでいると自分も子供の頃に戻って、自然の中を探検しているような錯覚を覚えます。

また、風景描写が本当に綺麗で、読んでいると、実際にその情景が目の前に広がってくるようでした。

フランス語に関しては、童話風な作品のためか、そんなに難しくなかった印象です。

私は、今までは、仏英辞典を使っていましたが、この本から、仏仏辞典を使いはじめ、仏仏辞典のみで大部分を理解する事が出来ました!

知らない単語は、1ページに平均、3単語前後といった感じで、このくらいになると、あまりストレスを感じずにスラスラと本を楽しむことができますね。

厳しい自然のシーンもありますが、大部分は、動植物などの風景描写と、登場人物たちが自然の中で静かに過ごす様子が描かれて(それをぶち壊す資本主義、人を社会に隷属させようとする政府や体制の暴力に、怒りを覚えるシーンもありますが笑)、「良い本を読んだなあ〜」という余韻に浸れる作品でした。

ところで、フランス文学は、やたらと海が出てくるなあと思うのは私だけでしょうか?