不良少女、ニキータは、友人達と、クスリ欲しさに薬局を襲った上に殺人を犯し、逮捕。
無期懲役の実刑を受けた彼女であったが、ボブという政府の秘密警察のメンバーに、殺し屋としての才能を見出され、秘密工作員になる訓練を受けることに・・・
名前はずっと前から聞いたことがあった、この作品、実は、一度、途中までで観るのを止めてしまったことがあったのですが、この度は、最後まで楽しめました。
私は、10代前半くらいの少女が、クールでプロフェッショナルで完璧な殺し屋として活躍するような映画を想像していたので、最初、観た時は、主人公のニキータのキャラクターが、私の想像と大分違って、最後まで観れなかったのです。
主役のアンヌ・パリロー、想像していたよりずっと年齢が上で、また、髪短すぎ!という感じで笑、ロングヘアーのほうが、絶対、かわいいと思いました。
また、やたら、暴力をふるったり、暴れたり、わめき散らしたりするので、何か、嫌な感じがしてしまい、正直、最初は、好きになれませんでした。
ただ、今回は、一度途中まで観ていて、そのキャラクターを知っていた分、最後まで楽しむことができました。
また、もう一度観てみてみると、決して、クールでプロフェッショナルで完璧な殺し屋というわけではない、泣き虫で不安定な、一人の女の子、ニキータが、映画が進むにつれて、愛に目覚めていく過程が、良かったです。
フランス語は、まだまだ聞き取れないところだらけですが、そんな私でも、聞き取れるセリフが多くあって、フランス語上級者の方には、そんなにリスニング難易度は高くない作品だと思います。
面白かったのが、日本語でも、「殺し屋」のことを「掃除屋」と言いますが、フランス語でも、「殺し屋」を「nettoyeur」と言うことで、そういえば、本作と、良く比較される「レオン」でも、「殺し屋」を「cleaner」と言っていた覚えがあり、日本でもフランス語でも英語でも同じ、というのが興味深かったです。
また、ベネチアのシーンでは、イタリア語もちょっと出てきて、しかも、私でも聞き取れるところが多くて、イタリア語も勉強している身としては、うれしかったです。
ニキータのキャラクターを、ある程度知ってから観た今回は、主人公に好感が持てて、ストーリーも普通に面白くて、楽しむことができました。
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