接続法

フランス語では、主語の主観的内容を、「que」などの接続詞であらわすとき、その従属節内が、接続法という時制を取ります。

@「主節:直説法現在 従属節:接続法現在」

● Je souhaite que tu sois heureux.
  I hope that you are happy.
  あなたが幸せでありますように。

この例は、英語で言うと「I hope that 〜」「I order that 〜」になるパターンです。

「主節が直説法現在、従属節が接続法現在」のパターンで、従属節は「現在」か「未来」を表します。

être
Subjonctif Présentt(接続法現在)
que je sois que nous soyons
que tu sois que vous soyez
qu'il soit qu'ils soient

A「主節:直説法現在 従属節:接続法過去」

● Je suis heureux que je ne l'aie pas fait.
  I'm happy that I didn't do it.
  それをやらなくて良かった。

この例は、英語で言うと「I'm happy that 〜」「I'm afraid that 〜」になるパターンです。

「主節が直説法現在、従属節が接続法過去」のパターンで、従属節は「現在から見て完了した事」か「未来のある時までに完了した事」を表します。

接続法の過去は、「être、avoirの接続法現在 + 過去分詞」で作ります。

avoir
Subjonctif Présentt(接続法現在)
que j'aie que nous ayons
que tu aies que vous ayez
qu'il ait qu'ils aient

B「主節:直説法半過去 従属節:接続法現在」

● Je doutais qu'il vienne.
  I doubted that he would come.
  彼が来るかは疑わしいと思った。

この例は、英語で言うと「I suspect that 〜」「I doubt that 〜」になるパターンです。

「主節が直説法半過去、従属節が接続法現在」のパターンで、従属節は「過去」か「過去からみた未来」を表します。

venir
Subjonctif Présentt(接続法現在)
que je vienne que nous venions
que tu viennes que vous veniez
qu'il vienne qu'ils viennent

C「主節:直説法半過去 従属節:接続法過去」

● Il semblait qu'il ait réussi.
  It seemed that he had succeeded.
  彼は成功したようだった。

この例は、英語で言うと「It is necessary that 〜」「It seems that 〜」になるパターンです。

「主節が直説法半過去、従属節が接続法過去」のパターンで、従属節は「過去から見て完了した事」か「過去から見た未来のある時までに完了した事」を表します。

接続法の過去は、「être、avoirの接続法現在 + 過去分詞」で作ります。

avoir
Subjonctif Présentt(接続法現在)
que j'aie que nous ayons
que tu aies que vous ayez
qu'il ait qu'ils aient

D「主節:直説法半過去 従属節:接続法半過去」

● J'avais besoin de quelque chose que me fascinât.
  I needed something that fascinated me.
  俺には、夢中になれるものが必要だった。

この例は、「I need 先行詞 that 〜」「There isn't 先行詞 that 〜」になるパターンです。

「主節が直説法半過去、従属節が接続法半過去」のパターンですが、これは文語で、口語では、B番目の例のように、「主節が直説法半過去、従属節が接続法現在」のパターンになります。

ですので、口語では以下のように、「fascinât(接続法半過去)」が「fascine(接続法現在)」になります。

● J'avais besoin de quelque chose que me fascine.

fasciner
Subjonctif Imparfait(接続法半過去)
que je fascinasse que nous fascinassions
que tu fascinasses que vous fascinassiez
qu'il fascinât qu'ils fascinassent

E「主節:直説法半過去 従属節:接続法大過去」

● Tu était la plus belle fille que j'eusse rencontré.
  You were the most beautiful girl that I had met.
  君は、僕の出会った中で、最も美しい女の子だった。

この例は、英語で言うと「主語 is the most 先行詞 that 〜」になるパターンです。

「主節が直説法半過去、従属節が接続法大過去」のパターンですが、これは文語で、口語では、C番目のように、「主節が直説法半過去、従属節が接続法過去」のパターンになります。

ですので、口語では以下のように、「eusse rencontré(接続法大過去)」が「aie rencontré(接続法過去)」になります。

● Tu était la plus belle fille que j'aie rencontré.

avoir
Subjonctif Imparfait(接続法半過去)
que j'eusse que nous eussions
que tu eusses que vous eussiez
qu'il eût qu'ils eussent

最後に

以上、接続法についてで、大体、主なパターンは、まとめると、以下のとおりです。

@「主節が直説法現在、従属節が接続法現在」
  主節:現在、従属節:現在、または、未来

A「主節が直説法現在、従属節が接続法過去」
  主節:現在、従属節:現在から見て完了した事、または、未来のある時までに完了した事

B「主節が直説法半過去、従属節が接続法現在」
  主節:過去、従属節:過去、または、過去からみた未来

C「主節が直説法半過去、従属節が接続法過去」
  主節:過去、従属節:過去から見て完了した事、または、過去から見た未来のある時までに完了した事

D「主節が直説法半過去、従属節が接続法半過去」(文語。口語ではB) 
  主節:過去、従属節:過去、または、過去からみた未来

E「主節が直説法半過去、従属節が接続法大過去」(文語。口語ではC)
  主節:過去、従属節:過去から見て完了した事、または、過去から見た未来のある時までに完了した事

他にも、様々な用法がありますが、これは、「文法」というより「語彙」になりますので、まずは、上の基礎を抑えてから、そのあとで、「語彙」として、それらの用法を学んでいけばいいと思います。