指示代名詞 celuiの複合形

フランス語は、繰り返しを嫌う言葉で、前に出てきた名詞を反復させるときは、代名詞を使います。
そして、その時使われる代名詞の一つが、指示代名詞「celui」で、これに、「-ci」「-là」をつけたものを、複合形といいます。

変化する指示代名詞 celui
男性単数 男性複数 女性単数 女性複数
celui ceux celle celles

これ、それ

● Je n'aime pas celle-ci. Je préfère celle-là.
  こちらは好きじゃない、そっちの方が好みだ。

「ceci、cela」と同様、この「celui-ci、celui-là」も、「これ、それ」の区別を表します。
「celui-ci」が、「こちら(近いもの)」、
「celui-là」が、「そちら(遠いもの)」、
の意味になります。

前者、後者

● Lequel préférez-vous, the Beatles ou the Rolling Stones? Celui-là ou celui-ci?
  ビートルズとローリングストーンズ、どちらが好きですか? 前者ですか後者ですか?

最初の例は、「距離」的な遠近を表す場合ですが、「時間」でも同じです。
この場合は、「前者、後者」の区別を表しています。

「celui-ci」が、「後者(後に述べた方が現在に近い)」、
「celui-là」が、「前者(前に述べた方が現在から遠い)」、
の意味になります。

これから述べる事

● Mon idée est celle-ci: la vie, c'est pour s'amuser.
  私の考えはこれだ。人生は楽しむためにある。

この場合のように、「celui-ci」で、これから述べることの意味になります。
「idée」は女性名詞で単数形なので、「celui-ci」の女性単数形「celle-ci」になっています。