否定形

フランス語の否定形は、動詞を「ne」「pas」で挟んで作ります。

基本形

● Je ne suis pas pessimiste.
  俺は悲観論者ではない.

上の例で、「suis」は、動詞「être」の直接法現在、一人称単数形です。
そして、この「suis」が、「ne」「pas」に挟まれているのがわかると思います。
このように、フランス語の否定形は、「ne 動詞 pas」の形になります。

口語

● Je l'ai pas fait exprès.
  わざとじゃないよ。

上の例では、否定の「pas」が、動詞の後に来ているだけで、「ne」が無いのがわかると思います。
このように、「口語では、動詞の後に「pas」だけをつけて、否定形になる」ことがあります。

上の文は、直接法複合過去という時制です。
「avoir」+「faire(の過去分詞)」の形になっています。
そして、中性代名詞「le」が、その目的語になっています。
「exprès」は「deliberately(わざと)」という意味の副詞です。

  Je l'ai fait exprès.

これの普通の否定形、つまり、「ne 動詞 pas」は、以下のようになります。

  Je ne l'ai pas fait exprès.

これの、「ne」を省略したのが、上の例です。

語順

また、代名詞などの、直接目的語、間接目的語があるとき、「ne」「pas」は、その代名詞なども、挟みます。
上の例でも、中性代名詞が、動詞「avoir」の前で、élision(エリズィオン)を起こし、「l'ai」となっていますが、そのまえに、「ne」が来ているのがわかると思います。

● Je ne la lui donne pas.
  僕は、それを、彼女に、あげないよ。

この例でも、直接目的語である「la」、間接目的語である「lui」、の前に「ne」が来ているのがわかると思います。

  「主語 ne 代名詞 代名詞 動詞 pas 〜」

したがって、直接目的語や、間接目的語として、代名詞などが動詞の前にあるとき、否定形は、上のような語順になります。