ここでは、「単語」と「句」と「節」と「文」についてまとめていきたいと思います。
簡単に言うと、以下の様になります。
単語は「意味を持つアルファベの組み合わせのこと(「à」のように一文字のものもある)」
句は「主部と述部を持たない単語の組み合わせのこと」
節は「主部と述部を持つ単語の組み合わせのこと(修飾部が付く場合もあり)」
文は「主部と述部と修飾部からなる単語の組み合わせで、最初の文字が大文字になり、最後に、point「.」がついたもののこと(修飾部は無くてもOK)」
日本で説明されても、「ナンノコッチャ」という感じだと思いますので、以下の例を見てください!
上から、単語、句、節、文、文、になります。
● pet
屁
● un pet extrêmement puant
一発のメッチャ臭い屁
● quand je pète
私が屁をこく時
● Il pète fort.
彼は大きな屁をこく。
● Elle a éclaté de rire quand j'ai lâché un pet extrêmement puant.
私がメッチャ臭い屁を放った時、彼女は大笑いした。
● pet
屁
この例は、「屁」という意味を持つ、アルファベの組み合わせで、「単語」です。
● un pet extrêmement puant
一発のメッチャ臭い屁
この例は、「un(一発の)」「pet(屁)」「extrêmement(メッチャ)」「puant(臭い)」という、4つの単語が組み合わさっています。
「un」という冠詞が限定する「pet」という名詞を、「puant」という形容詞が修飾し、「puant」という形容詞を、「extrêmement」という副詞が修飾していて、主部と述部がありません。
このような、「主部と述部を持たない単語の組み合わせ」のことを、「句」と言います。
この場合は、名詞の働きをするので、名詞句になります。
● quand je pète
私が屁をこく時
この例は、「quand(〜の時)」「je(私が)」「pète(屁をこく)」という、3つの単語が組み合わさっています。
「quand」は、接続詞で、「je」という代名詞が主部、「pète」という動詞が述部になっています。
なぜ、「pèter」という動詞が、「pète」になっているのかは、er動詞で、触れますので、今は、気にしなくて大丈夫です。
そして、主部と述部がありますが、「quand」という接続詞が頭について、最初の文字が大文字になっていなく、point「.」もついていません。
このような、「主部と述部を持つ単語の組み合わせのこと(修飾部が付く場合もあり)」のことを、「節」と言います。
● Il pète fort.
彼は大きな屁をこく。
この例は、「il(彼は)」「pète(屁をこく)」「fort(大きく)」という、3つの単語が組み合わさっています。
「il」という代名詞が主部で、「pète」という動詞が述部で、「fort」という副詞が、動詞「pète」を修飾しています。
主部と述部があり、最初の文字が大文字になって、最後に、point「.」がついています。
このような、「主部と述部と修飾部からなる単語の組み合わせで、最初の文字が大文字になり、最後に、point「.」がついたもの(修飾部は無くてもOK)」のことを、「文」と言います。
● Elle a éclaté de rire quand j'ai lâché un pet extrêmement puant.
私がメッチャ臭い屁を放った時、彼女は大笑いした。
この例は、2つの節、「elle a éclaté de rire」「quand j'ai lâché un pet extrêmement puant」からなる、一つの文です。
最初の節(この場合、メインの節になり、主節と呼びます)は、「elle(彼女は)」という代名詞が主部で、「a éclaté de rire(大笑いした)」という動詞句が述部です。
あとの節は(この場合、サブの節になり、従属節と呼びます)、主部は、「je(彼は)」という代名詞で、述部は、「ai lâché(〜を放った) + un pet extrêmement puant(一発のメッチャ臭い屁)」という「動詞句 + 目的語(名詞句)」で、それが、「quand(〜時)」という接続詞によって導かれます。
時制について、詳しくは、直説法複合過去、節については、詳しくは、副詞節を導く従属接続詞で、触れますので、今は細かいことは、気にしなくても大丈夫です。
ここでは、このように、「節+接続詞+節」のように、2つ以上の節が組み合わさって、一つの文になることもある、ということを、抑えておいてください。
こんな感じで、「単語」と「句」と「節」と「文」についてでした。
簡単に言うと、文法の単位として、「文>節>句>単語>文字」のような構図になります。
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