第4文型 S V OI

第1文型 S Vの所でも書きましたが、英語では、動詞を修飾する「前置詞+名詞の働きをする語句節」は、副詞句とみなされますが、フランス語では、この文型の場合、「動詞+前置詞」がセットで、そのあとにくる「名詞の働きをする語句節」を、間接目的語と言います。

これを、「動詞+前置詞」とみるか、「前置詞+名詞」とみるかは、微妙なところですが、「絶対にこう見なくてはならない」という観念を持つと、自分で自分を不自由にすることになるので、場合によって、適宜、臨機応変に、「どちらの見方もできる」と捉えておくといいと思います。

また、第3文型のところでも触れましたが、フランス語では、目的語には、直接目的と間接目的があり、

直接目的補語のことを、complément d'objet direct、
間接目的補語のことを、complément d'objet indirect、

と言います。

「補語」とありますが、英語でいう「目的語」の役割です。
第2文型のところで触れましたが、英語の「補語」に相当するのは、フランス語では「属詞」といいます。

ただ、「補語」というと、英語の「補語」と、紛らわしいので、このサイトでは、

「直接目的補語」のことを「直接目的語」、
「間接目的補語」のことを「間接目的語」、

と呼ぶことにします。

よって、間接目的語は「OI」で表しています。

それでは、早速、フランス語の第4文型を見てみましょう!

第4文型 S V OI

● Je pense à toi.
  私は、あなたのことを、思っている。

この文型では、「Je」が主語、「pense à」が動詞、「toi」が間接目的語です。
問題は、動詞「penser」に、前置詞「à」がついているところです。

このように、この文型では、動詞に前置詞がつきます。
そして、どの動詞に、どの前置詞がつくかは、決まっています。
上の例ですと、「penser à 〜」で、「〜を思う」という意味になります。

前置詞がつくだけですので、そこまで、難しくないと思います。
どの動詞に、どの前置詞がつくのかも、決まっているので、あとは、覚えればいいだけです。

たくさんあるので、徐々に覚えていけばいいと思いますが、代表的なものを、少しだけ、以下に紹介しておきます。

うえの、「penser」以外に、前置詞「à」をとる動詞は、以下のようなものがあります。

「croire à 〜」で、「〜を信じる」
「plaire à 〜」で、「〜に好かれる」
「réussir à 〜」で、「〜に成功する」
などなど。

前置詞「de」をとる動詞は、以下のようなものがあります。

「décider de 〜」で、「〜を決める」
「jouir de 〜」で、「〜を楽しむ」
「parler de 〜」で、「〜の話をする」
などなど。

ほかにも、「avec」「après」「sur」「contre」などなどの前置詞を取る動詞がありますが、この辺は、「文法」というより「語彙」の問題ですので、フランス語に触れて、徐々に覚えていけばいいと思います。