中性代名詞 le

フランス語の名詞には、性数(男性形と女性形、単数形と複数形)があり、代名詞は、指す名詞の性数に一致させるのが原則ですが、この中性代名詞は、その例外の一つで、文中で、直接目的語、属詞として、形容詞、無冠詞名詞、不定詞、節の代わりに、性数に関係なく使われます。

例文

● Êtes-vous cinglé? Je le suis.
  気が狂いましたか? ええ。

● Vous êtes Français? Je ne le suis pais.
  あなたはフランス人ですか? いいえ、違います。

● Voulez-vous péter? Oui, Je le veux.
  屁をこきたいのですか? ええ、まあね。

● J'ai pété! Je le sais.
  屁こいたぜ! 知ってるよ。

1番目の例は、「cinglé」という形容詞、
2番目の例は、「Français」という無冠詞名詞、
3番目の例は、「péter」という不定詞、
4番目の例は、「J'ai pété!」という節、

を、それぞれ、中性代名詞「le」が代表しているのがわかると思います。
語順は、三人称単数男性形の直接目的語「le」の場合と同じです。

また、動詞によっては、「le」を省略することができます。
4番目の、「savoir」の場合がそうで、

● J'ai pété! Je sais.
  屁こいたぜ! 知ってるよ。

といっても、OKです。