中性代名詞 en

「de + 名詞の働きをする語句節、または、不定詞」の代わりをする代名詞として、「en」があります。
中性代名詞で、性数に関わらず「en」が使われ、動詞の前に置かれます。

動詞の後の「de 〜」

● Un poil dépasse de sa narine. Tiens, il en a tombé!
  毛が一本、彼女の鼻から突き出している。 あっ、落ちた!

上の例では、「de sa narine」が、「en」に代わり、動詞の前に来ているのがわかると思います。
この場合は、「tomber de 〜(〜から落ちる)」という、動詞のあとの「de 〜」ですが、これは、形容詞の後でも、名詞の後でも、単なる「de」から始まる前置詞句でも、同じです。

「des、du、de la + 名詞」

「en」は、「des、du、de la + 名詞」にも代わります。

● Tu as des tarentules? Oui, j'en ai deux.
  タランチュラ飼ってるの? うん、 二匹ね。

この例では、「des tarentules」の代わりに、「en」が使われ、動詞の前に置かれています。
後に、数量を持ってくるときは、動詞の後に、上のように、「deux」と置きます。

enの語順

第5文型で、この「en」と他の人称代名詞が、一緒に使われるときの語順についてですが、これは、

「S 人称代名詞 en V」

の形になります。
人称代名詞は、直接目的語でも間接目的語でも、この語順は変わりません。

● Elle m'en a donné.
  彼女は、僕に、それをくれた。

● Je l'en remercie.
  僕は、彼女に、そのことについて、感謝している。

上の例は、「Elle a donné OD à OI」
下の例は、「Je remercie OD de OI.」

上の例は、直接目的語(OD)が「en」、間接目的語(OI)が「me」、
下の例は、直接目的語(OD)が「la」、 間接目的語(OI)が「en」、
になっています。