放任動詞と感覚動詞

放任動詞とは、英語でいうと、「let OD 不定詞」で「ODに〜させる」という意味になる動詞のことで、フランス語では、laisserにあたります。

感覚動詞とは、英語でいうと、「see、hear、watch、feel OD 不定詞」で「Oが〜するのを、見る、聞く、見る、感じる」という意味になる動詞のことで、フランス語では、それぞれ、voir(see)、entendre(hear)、regarder(watch)、sentir(feel)、にあたります。

語順

● J'ai laissé l'intuition me guider.
  I let the intuition guide me.  
  私は直観に従った。

この例では、「laisser(let)」が、放任動詞です。
英語でも、「let OD 不定詞」の順になりますが、フランス語でも、通常、放任動詞や感覚動詞の、直接目的語、ODは、不定詞の前に来て、「放任動詞 OD 不定詞」「感覚動詞 OD 不定詞」の形になります。

laisser
Indicatif Présent(直説法現在)
je laisse nous laissons
tu laisses vous laissez
il laisse ils laissent
Participe Passé(過去分詞)
laissé

不定詞が自動詞の時

● Il a vu tomber un empire.
  He saw an empire fall.
  彼は、帝国が、崩壊するのを見た。

最初の例で、「放任動詞 OD 不定詞」「感覚動詞 OD 不定詞」の形になるといいましたが、例外があります。
不定詞が、自動詞の時は、「放任動詞 不定詞 OD」「感覚動詞 不定詞 OD」の形になることもあります。
この例では、「vu tomber un empire」と「感覚動詞 不定詞 OD」の形になっています。

voir
Indicatif Présent(直説法現在)
je vois nous voyons
tu vois vous voyez
il voit ils voient
Participe Passé(過去分詞)
vu

代名詞の位置

● J'ai vu sa femme gifler mon ami.
  I saw his wife slap my friend.
  僕は、彼の奥さんが、僕の友達を、ビンタしているのを見た。

● Je l'ai vu gifler mon ami.
  I saw his wife slap him.
  僕は、彼女が、僕の友達を、ビンタしているのを見た。

● J'ai vu sa femme le gifler.
  I saw his wife slap him.
  僕は、彼の奥さんが、彼を、ビンタしているのを見た。

● Je l'ai vu le gifler.
  I saw her slap him.
  僕は、彼女が、彼を、ビンタしているのを見た。

目的語が代名詞になった場合のパターンは以下のようになります。
2番目は、放任動詞の目的語が、代名詞の場合、これは、主語と動詞の前に持ってきます。
3番目は、不定詞の目的語が、代名詞の場合、これは、不定詞の前に持ってきます。
4番目は、放任動詞、不定詞、両方の目的語が代名詞の場合、それぞれ、その前に持ってきます。

放任動詞の目的語が代名詞になるときは上のような語順になります。
また、放任動詞の目的語を、「par 〜」のように、最後に持って来ることもできます。
上の三つは、以下のように変えることが出来ます。

● J'ai vu gifler mon ami par sa femme.
● Je l'ai vu gifler par sa femme.
● Je le lui ai vu gifler.

最後に

以上、放任動詞と感覚動詞についてでした。
かなり、ややこしいですね笑
これは、もう慣れるしかないようです笑