不定詞

フランス語には、動名詞というものはなく、英語では、to不定詞を使う場合も、フランス語では、普通の不定詞(動詞の原形)を用います。

主語

● Être avec toi me fait plaisir.
  Being with you makes me happy.
  君と一緒にいると、僕は幸せだ。

この例でもわかるように、英語では、動名詞「being」になりますが、フランス語では、「être」と、普通の不定詞(動詞の原型)になっているのがわかると思います。

このように、フランス語の不定詞は、英語でいう動名詞のように、動詞が名詞の役割をします。

属詞

● La vie, c'est tomber amoureux.
  Life, that's falling in love.
  人生、それは、恋に落ちることだ。

一番最初の例は、不定詞が主語になっていましたが、これは、不定詞が属詞になっているパターンです。

直接目的語

● J'aime rire.
  I love laughing.
  俺は、笑うのが、大好きだ。

● J'ai décidé d'aller à Hawaii.
  I decided to go to Hawaii.
  ハワイに行くことを決めた。

上の例は、「rire(笑う)」という動詞が不定詞で使われ、「aimer」の直接目的語、
下の例は、「aller(行く)」という動詞が不定詞で使われ、「décider de」の直接目的語、
になっています。

「décider」は、直接目的語に普通の名詞を従える時、名詞は直接目的語です。
同様に、不定詞を従えるとき、前置詞が付いても、不定詞は間接目的語ではなく、直接目的語になります。

間接目的語

● Elle rêve d'être une actrice.
  She dreams of being an actress.
  彼女は女優になることを夢見ている。

これは、不定詞「être」が、「rêver de」の、間接目的語になっています。

「décider」は、不定詞を従えるとき、前置詞が付いても、不定詞は間接目的語ではなく、直接目的語になりましたが、「rêver」は、不定詞を従えるとき、前置詞が付き、不定詞は間接目的語になります。

「décider de 不定詞」では、不定詞は、直接目的語ですが、
「rêver de 不定詞」では、不定詞は、間接目的語になります。

不定詞を従えるとき、直接目的語になるか間接目的語になるかは、動詞によって決まるので、これはもう、「文法」というよりは、「語彙」の次元になります。

英語でも、例えば、「quit」は、動名詞しか取らず、「decide」は、to不定詞しか取らない、など、動詞によって、次に何が来るかが決まったりしますが、これは、フランス語でも同じです。

使役動詞

● Elle a convaincu son copain de la marier.
  She convinced her boyfriend to marry her.
  彼女は、彼氏に、自分と結婚するよう、納得させた。

● Elle a aidé son copain à faire ce qu'il veut.
  She helped her boyfriend to do what he wants to do.
  彼女は、彼氏が、自分のやりたいことをやるのを、助けた。

● Elle a demandé à son copain de l'aider.
  She asked her boyfriend to help her.
  彼女は、彼氏に、助けを求めた。

「使役動詞 + 直接目的語 + de 不定詞」
「使役動詞 + 直接目的語 + à 不定詞」
「使役動詞 + 間接目的語 + de 不定詞」

上の例文は、上記のようになっています。
1番目と2番目の例文のように、使役動詞が直接目的語を取るときは、前置詞が「de」になるか「à」になるかは、動詞によって決まります。
3番目の例文のように、使役動詞が間接目的語を取るときは、「de」になります。

最後に

以上、不定詞についてでした。
英語の、動名詞や、to不定詞、と同様、他にも、色々な用法がありますが、これも、「文法」というよりは、「語彙」の次元になりますので、まずは、上のような、基礎を抑え、そのあとで、語彙を徐々に増やして行けば良いと思います。