直説法半過去

半過去というのは、口語でも文語でも使われ、色々な使われ方をします。
感覚としては、複合過去が「点」であるなら、半過去は「線」という感じです。

複合過去と半過去

● Elle a mis les doigts dans son nez.
  She picked her nose.
  彼女は鼻をほじった。

● Elle mettait les doigts dans son nez.
  She was picking her nose.
  彼女は鼻をほじっていた。

上の例は、複合過去で、鼻をほじったという、過去のある時点で、終わった、「点」を表します。
下の例は、半過去で、鼻をほじっていたという、過去のある時点で、まだ続いている、「線」を表します。

mettre
Indicatif Imparfait(直説法半過去)
je mettais nous mettions
tu mettais vous mettiez
il mettait ils mettaient

過去から見た近い未来

● Elle partait quand le téléphone a sonné.
  She was leaving when the telephone rung.
  電話が鳴った時、彼女は出かけようとしていた。

直説法現在が、現在における「近い未来」を表すのと同様、直説法半過去は、過去における「近い未来」を表します。

英語でいうと、直説法現在が、現在進行形、直説法半過去が、過去進行形という感じです。

上はその一例で、「出かけようとしていた」という、過去における「近い未来」、英語でいうと過去進行形、になっています。

partir
Indicatif Imparfait(直説法半過去)
je partais nous partions
tu partais vous partiez
il partait ils partaient

過去の習慣

● Nous jouions souvent dehors quand nous étions petits.
  We would often play outside when we were small.
  私たちが小さかった頃は、よく外で遊んだものだ

この例のように、英語では、助動詞「would」を使う「過去の習慣」は、フランス語では、半過去を使います。

ちなみに、フランス語は、純粋に助動詞と呼べるのは、「avoir」と「être」の二つだけで、あとは、「準助動詞」と言います。
詳しくは、準助動詞のページをご覧ください。

jouer
Indicatif Imparfait(直説法半過去)
je jouais nous jouions
tu jouais vous jouiez
il jouait ils jouaient
être
Indicatif Imparfait(直説法半過去)
j'étais nous étions
tu étais vous étiez
il était ils étaient

最後に

以上、直説法半過去についてです。
活用が、大変に思えるかもしれませんが、ほとんど例外なく、
語尾が、「ais」「ais」「ait」「ions」「iez」「aient」
になっているのが、わかると思います。