使役動詞

英語の使役動詞「make」は、フランス語では「faire」という動詞になります。

faire
Indicatif Présent(直説法現在)
je fais nous faisons
tu fais vous faites
il fait ils font
Participe Passé(過去分詞)
fait

語順

● Il a fait rire mon ami.
  It made my friend laugh.
  それは友達を笑わせた。

● Il m'a fait rire.
  It made me laugh.
  それには笑わされた。

使役動詞は、「faire 不定詞 OD」の形になって、英語の「make OD 不定詞」のように、「faire」と「不定詞」の間に、目的語が来ることは、命令文以外では、ありません。
人称代名詞が目的語の時は、動詞の前に来ます。

1番目の例では、目的語「mon ami」が、「fait rire」の後に来ていますが、
2番目の例では、目的語「me」が、人称代名詞なので、「fait rire」の前に、来ているのがわかると思います。

命令法

● Faites-moi rire.
  Make me laugh.
  私を笑わせてみろ。

命令文では、このように、目的語が、「faire」「不定詞」の間に来ることがあります。

「faire 不定詞 不定詞の目的語 par OD」

● Cela a fait donner une gifle à mon ami par sa femme.
  This made his wife give a slap to my friend.
  これが原因で、僕の友達は、奥さんに、ビンタされた。

英語で、「make OD 不定詞 不定詞の目的語」は、
フランス語では、「faire 不定詞 不定詞の目的語 par OD」、という形になります。

この場合、「sa femme(his wife)」が、「faire donner」の後ではなく、「par sa femme」となって、最後に来ているのがわかると思います。

「faire 不定詞 不定詞の目的語 par OD」

● Cela la lui a fait donner par sa femme.
  This made his wife give it to him.
  これが原因で、彼の妻は、彼に、それ(ビンタ)をお見舞いした。

目的語が代名詞になる場合、それらは動詞の前に来ます。
この場合、不定詞(この場合は「donner」)に対して、
「la(一発のビンタ)」が、直接目的語、
「lui(彼に)」が、間接目的語、
になります。

「se faire」

● Il se fait guérir par la nature.
  He made himself healed by nature.
  彼は、自然に癒してもらう。

● Je me suis fait donner un baiser par ma femme.
  I made myself given a kiss by my wife.
  僕は、妻に、キスをしてもらった。

上のように、「se faire」の形で、「make myself 〜(自分に、または、自分を、〜してもらう)」という意味になります。

上の例は、「自分」が、不定詞「guérir(heal)」の直接目的語、
下の例は、「自分」が、不定詞「donner(give)」の間接目的語(直接目的語は「un baiser(a kiss)」)になります。

下の文は、「se faire 不定詞(donner) 不定詞の目的語(un baiser) par OD(ma femme)」の形になります。
英語では、あまりこういう言い方はしませんが、上のフランス語に対応させて、無理やり英語で書くなら、「I made myself given a kiss by my wife.」という形になります。