限定詞

限定詞とは、その名の通り、名詞を限定する品詞のことです。

限定詞の用法

フランス語は、限定詞は名詞の性数に一致し、複数形でも、一部の固有名詞と、例外的な場合以外、必ず限定詞を付けます。

● une fille
  一人の女の子
● des filles
  女の子たち
× filles
  原則として、フランス語では限定詞なしに名詞を使うことは出来ない

不定冠詞の男性単数形は「un」ですが、名詞の性数に一致してます。

1番目の例では、「fille」は、女性単数なので、不定冠詞も女性単数形「une」が使われています。

2番目の例では、「filles」は、女性複数なので、不定冠詞も複数形「des」が使われています。(不定冠詞の複数形は、男性も女性も「des」です)

3番目の例は、英語では、限定詞をつけずに「girls」だけでもOKですが、フランス語では、複数形でも、一部の固有名詞と、例外的な場合以外、必ず限定詞をつけますので、限定詞なしで、「filles」とするのは、×です。

限定詞は一つの名詞に付き一つ

形容詞は、複数付けてもOKですが、限定詞は、原則として、一つの名詞に付き一つです。

○ une jolie jeune fille

× une cette ma fille
  「une」「cette」「ma」は、ともに、限定詞なので、1つの名詞に一緒に使うのは、×。

もちろん、例外のないルールはないというように、例外もありますが、まずは、原則を抑え、そのあとで、例外は例外として学んでいけばいいと思います。

ですので、「基本、フランス語の名詞には必ず限定詞が付き、一つの名詞につき限定詞が一つ付く」と覚えておいて、限定詞がつかない名詞や、限定詞が複数つく場合は、例外として覚えていけばいいと思います。

様々な限定詞

上では、不定冠詞を例に挙げましたが、限定詞には他にもいろいろあり、まとめると、主に、冠詞、指示限定詞、所有限定詞、疑問限定詞、関係限定詞、否定限定詞、数量詞など、があります。

◆ 冠詞

フランス語の冠詞は、不定冠詞、定冠詞、部分冠詞の、3つがあります。
詳しくは、冠詞のページをご覧ください。

◆ 指示限定詞

「ce(この)」「ces(これらの)」などのことです。
詳しくは、指示限定詞のページをご覧ください。

◆ 所有限定詞

「mon(私の)」「votre(あなたの)」などのことです。
これは、詳しくは、所有限定詞のページを御覧ください。

◆ 疑問限定詞

「quel」のことで、日本語では、「疑問形容詞」とも呼ばれていますが、このサイトでは、厳密に、「限定詞」として扱います。
詳しくは、疑問限定詞のページをご覧ください。

◆ 関係限定詞

「lequel」「auquel」「dequel」などのことで、日本語では、「関係形容詞」と呼ばれますが、このサイトでは、厳密に、「限定詞」として扱います。

◆ 否定限定詞

「nu」「pas un」など、名詞の前につけて、否定を表す限定詞です。

◆ 数量詞

「chaque」など、名詞の前につけて、数量を表します。

最後に

以上、限定詞についてでした。

特に、最後の「数量詞」は、フランス語でも英語でも、「mes trois enfants」「my three children」などと、所有限定詞と一緒に使われたりして、「限定詞は一つの名詞に付き一つ」という原則の例外になってしまうので、ドイツ語などでは、独立した品詞として見なすことも多いようです。

ただ、この限定詞は、非常に奥が深いので、初心者のうちは、基礎だけ抑えて、大まかな概要だけ把握しておけば、十分です!