強調構文

英語で、強調構文と言われる「It is 〜 that ...」という形は、
フランス語では、「C'est 〜 qui、que、dont ...」の形になります。

強調される「〜」が、次の節で、主語であるか、直接目的語であるか、間接目的語であるか、などによって、「qui」「que」「dont」と、形が変わります。

主語

● C'est moi qui l'ai fait.
  It is me who did it.
  それをやったのは私だ。

この例では、次の節で主語になる「moi(je)」が、強調されています。
この場合、「qui」は関係代名詞です。

直接目的語

● C'est toi que j'aime.
  It is you whom I love.
  私が愛しているのは君だ。

この例では、次の節で直接目的語になる「toi(te)」が、強調されています。
この場合、「que」は関係代名詞です。

間接目的語

● C'est de toi que nous parlons.
  It is you about whom we are speaking.
  私たちが話しているのは、あなたについてです。

● C'est toi dont nous parlons.
  It is you about whom we are speaking.
  私たちが話しているのは、あなたについてです。

この1番目の例では、次の節で間接目的語になる「de toi」が、強調されています。
この場合、「que」は接続詞です。

この2番目の例では、次の節で間接目的語になる「toi」が、強調されています。
この場合、「dont」は関係代名詞です。

この2番目の例は、1番目の例の、前置詞「de」を、強調される語に含まず、関係代名詞に含めたパターンになります。

前置詞 + 前置詞の目的語

● C'est avec toi que je veux vivre.
  It is with you that I want to live.
  僕が人生を共にしたいのは、君だ。

この例では、次の節で、状況補語である前置詞句、「avec toi」が、強調されています。
(フランス語では、副詞句を、状況補語句と呼びます。)
この場合、「que」は接続詞です。