Le Mythe de Sisyphe

Le Mythe de Sisyphe (Collection Folio / Essais)
Le Mythe de Sisyphe
著者:Albert Camus
発表年:1942
オススメ度:★★★★
★★(二回目)
読了日:2015.12.03、2017.07.14

あらすじ

フランスの作家、アルベール・カミュによる、随筆作品。

ギリシャ神話に出てくる、シーシュポスは、大岩を山の頂上まで運ぶ罰を受ける。
しかし、毎回、頂上間近で、岩は転がり落ちてしまう。
こうして、永遠の罰を受けたシーシュポス、そんな不条理な状況をカミュは・・・

私の感想、レビュー

(一回目読了時、2015.12.03)

この「シーシュポスの神話」、私にとって、生まれて初めて、フランス語の本を一冊読み終えた、記念すべき作品になりました!イエーイ!笑

といっても、辞書を引きまり、しかも、内容のほとんどが、分からなかったのですが笑、一冊読み終えることが出来てうれしいです♪

内容は、「自殺」「創造」「不条理」「ドストエフスキーやカフカの作品についての考察」などなど、哲学的で、読んでいて大変興味深いものでした。

分からないところも多かったのに面白い!作品で、評価は、4.5点になりました。

以下、私でも、理解できて、心に残った文章です。

l'absurde finit comme toutes choses avec la mort.

On peut être vertueux par caprice.

Etre privé d'espoir, ce n'est pas désespérer.

Créer, c'est aussi donner une forme à son destin

il n'y a pas de frontière entre le paraître et l'être

Il faut imaginer Sisyphe heureux.

実存主義、不条理文学、自殺、創造、などなど、哲学的なことに興味のある人なら、きっと楽しめる、素晴らしい作品だと思います。

私の感想、レビュー

(二回目読了時、2017.07.14)

私が、はじめて、フランス語のペーパーバックを一冊読み切ることが出来たのが、このカミュの「シーシュポスの神話」でした。

そして、あれから、一年半くらい経ち、この間、どのくらいレベルアップしたのか知りたくて、もう一度読んでみました。

が・・・笑
あいかわらず、ほとんど分かりませんでした笑

内容自体が難解で、おそらく、日本語で読んでも、良く分からないところが多いのではないかと思います。

ただ、上の一回目読了時のレビューを見ると、「辞書を引きまり、しかも、内容のほとんどが、分からなかったのですが笑」と書いてありますが、今回は、2ページくらい、一度も辞書を引くことなく、読み続けられたりして、フランス語力は、この一年半で、確実にアップしているようです♪

しかし、とにかく、内容そのものが難解で、一回目読了時は、「分からないところも多かったのに面白い!作品で、評価は、4.5点」としましたが、今回は、あまり楽しめず、2.5点くらいかなあ、といった感じで、一回目より二回目で評価が下がったのは、この作品が初めてです。

きっと、最初は、内容というより、読み終えることができたのが嬉しくて、自分の気分で高評価になったのだと思います笑
(オススメ度は、作品の内容の評価というより、「私が楽しめた度」と化していますので笑)

ただ、以下のような、いいなあと思う文章も、たまに出てきて、あと、ドストエフスキーやカフカの話は、面白かったです。

A chacun de ces instants, où il quitte les sommets et s'enfonce peu à peu vers les tanières des dieux, il est supérieur à son destin. Il est plus fort que son rocher.

Mais il n'est tragique qu'aux rares moments où il devient conscient.

La lutte elle-même vers les sommets suffit à remplir un cœur d'homme. Il faut imaginer Sisyphe heureux.

また、楽しめなかったのは、私の諸々の実力不足が原因で、哲学のことをしっかり理解している方にとっては、難解でもなんでもなく、きっと素晴らしい作品なのだと思います。