ミックマック

ミックマック [DVD]
原題:Micmacs à tire-larigot
公開:2009
時間:105分
鑑賞日:2015.09.13
ストーリーの面白さ:★★★
映像や音楽の美しさ:★★★★★
作品の世界観の良さ:★★★★★
心が動かされること:★★★
非日常的刺激スリル:★★★

私のオススメ度:★★★★

※ 注意 ※ 軽い性描写あり

あらすじ

父親が戦場で地雷を踏んで亡くなった、レンタルビデオ屋の店員、バジル。
彼は、ある日、勤務中に、店の外で起きた、発砲事件に巻き込まれ、頭に銃弾を受けてしまう。
一命をとりとめたものの、弾丸が頭に残ったままに。
このため、全てを失ってしまった彼は、路上生活を経て、スクラップ工場の仲間たちと出会う。
そんなある日、父を殺した地雷の製造メーカーと、自身の頭に残った銃弾の製造メーカーを突き止める。
そして、彼は、スクラップ工場の仲間とともに、この二つの企業の社長に復讐を計画する!

私の感想、レビュー

今作は、日本でも大ヒットした「アメリ」の監督、ジャン=ピエール・ジュネの作品で、「アメリ」に負けず劣らずの、素晴らしい映画です。
というか、私は、こちらの方が好みです♪

フランス人の名前が覚えにくくて、誰が誰だか分からなくなったり、ストーリーも、少しややこしく感じますが、私は、最後まで飽きずに楽しめました。
ちなみに、ヴィジランテ兵器会社は、バジルの父親を殺した地雷を製造した会社で、社長は、フランソワ・マルコーニ、彼は、大統領夫人と不倫をしています。
オーベルヴィリエ軍事会社は、バジルの銃弾を製造した会社で、社長は、ド・フヌイエ、彼は、有名人の人体の一部をコレクションしています。

この作品の魅力は、何と言っても、その世界観で、同監督作品「アメリ」と同じようなの映像、可愛らしい愉快なBGM、そして、クスクス笑ってしまうようなシーンが多くて、とっても明るい、心温まる映画です。
あくまで、私の勝手な主観ですが、「アメリ」は女性向けという印象がありますが、今作は、男性向けのように思います。

フランス語は、私の実力では、簡単なのか難しいのか判断しかねますが、私でも、聞き取れるセリフが多かったので、おそらく、フランス語上級者の方が観れば、リスニング難易度は、そう高くはない作品だと思います。

ちなみに、原題は「Micmacs à tire-larigot」で、「micmacs」は「shady goings-on」、「tire-larigot」は「non-stop」という意味で、映画のタイトルは「止まらないイタズラ」という意味になります。
The Oxford-Hachette French Dictionary (CD Rom)より)

「アメリ」の世界観をそのままに、クスクス笑ってしまう復讐劇を描いた、心温まる明るい映画で、どちらかというと、ストーリーを楽しむ映画というよりは、雰囲気を味わうための映画という感じで、なんだか癖になりそうな、何度も観たくなる、ハマる人はハマる作品だと思います。