ぼくを葬る

ぼくを葬る [DVD]
原題:Le Temps qui reste
公開:2005
時間:81分
鑑賞日:2015.05.16
ストーリーの面白さ:★★★★
映像や音楽の美しさ:★★★★★
作品の世界観の良さ:★★★★★
心が動かされること:★★★★
非日常的刺激スリル:★★★

私のオススメ度:★★★★

※ 注意 ※ R15指定、性描写あり

あらすじ

ロマンは、売れっ子のカメラマンであったが、撮影の最中に突然倒れ、31歳の若さで、がんを宣告、余命あとわずかであることを知る。
そんな彼が死を受け入れていく過程が描かれる。

私の感想、レビュー

めちゃくちゃ悲しい映画ですが、大切なことを考えさせられる素晴らしい作品でした。
81分と、上映時間が短いこともあり、最初から最後まで、一度も時間を確認することなく、見入ってしまいました。

映像や音楽も非常に美しく、とても芸術的です。
子供の頃の回想シーンが、ちょくちょく出てきて、これがまた、かなり心動かされるものがあります。
そして、何と言っても、主人公ロマンが、過去の自分を統合していき、死を受け入れていく過程が、非常に美しい作品です。

フランソワ・オゾン監督が同性愛者であるためか、主人公ロマンも同性愛者の設定で、男性同士の性描写がありますので、私は、少し抵抗がありましたが、それ以外は、本当に美しく、特にラストシーンは、秀逸です。
(どんな人も、その人はその人のままであって良く、同性愛者の方を非難するつもりは全くありません。)

フランス語的には、静かな作品ですので、会話がよく聞こえて、私でも聞き取れるセリフが多かったです。
といってもまだまだなのですが笑、フランス語上級者の方からしたら、リスニングは比較的簡単な作品だと思います。

本当に悲しい内容ですが、派手なCGや音楽が無い、シンプルで淡々と描かれる世界観が、非常に芸術的で美しく、考えさせられる作品で、「久しぶりに、見事な素晴らしい映画が観れた」といった感想を抱きました。