グラン・ブルー

グラン・ブルー 完全版 ―デジタル・レストア・バージョン― [DVD]
原題:Le Grand Bleu
公開:1988
時間:168分(完全版)
鑑賞日:2015.09.27
ストーリーの面白さ:★★★
映像や音楽の美しさ:★★★★
作品の世界観の良さ:★★★★
心が動かされること:★★★
非日常的刺激スリル:★★★

私のオススメ度:★★★★

※ 注意 ※ 性描写あり

あらすじ

子供の頃から、潜水技術を競い合ってきた、イタリア人のエンゾと、フランス人のジャック。
あれから、20年、エンゾは、シチリア島タオルミナで開催されるフリーダイビングの大会に、ジャックを招待する。
そこで、二人は、互いの腕をかけ、競い合うことに!
また、その地には、ジャックのことが気になり、駆けつけた保険員のジョアンナも。
三人の物語が始まる。

私の感想、レビュー

この作品、私は、デジタルレストア完全版というのを観まして、168分と上映時間が少し長めで、中盤、冗長的に感じでしまったところもあったのですが、それでも、素晴らしい映画でした。

映像は、海やイルカたちが泳いでいるシーンが本当に綺麗で、音楽も、α波ミュージックのような、海のシーンにピッタリのものが流れ、舞台も、ギリシャ、イタリアのシチリア島、フランスのコート・ダジュール、ペルーのアルプス山脈、どれをとっても景色が美しく、ストーリー無しで、映像だけでも素晴らしい作品です。

ストーリーも、普通に面白くて、最初、恋愛も絡んできたときは、「恋愛要素も入れておいた方が、聴衆が増えるからとかいう理由で、入れたのかな〜、正直、余計じゃないかなあ〜」などと思っていたのですが、話が進むにつれて、そうでないということが分かり、ネタバレになってしまうといけないので、詳しくは書きませんが、ラストシーンが、非常に印象的で、ジョアンナの心の広さに脱帽、といった感じです。

また、そんな、ジョアンナ役の、ロザンナ・アークエットという女優さんは、アメリカ人だそうですが、フランス語がペラペラで、英語も話しますので、こういう人を観ていると、学習意欲が湧いてきます。

フランス語は、今までで、一番聞き取れるセリフが多かった作品です。
最初に、フランス映画を観始めてから、もちろん、まだまだですが、少しずつ、リスニング力が上がってきたような実感があり、うれしいです。

英語のシーンも多く、英語は私でもほとんど聞き取れるレベルです。
また、イタリア語のシーンもあり、「Benvenuto」「bona sera」など、私でも聞き取れる基本的なフレーズが、ちらほらありました。
ちなみに、日本語も、ほんの少しだけで出来ますが、あのシーンは、笑えます笑

今回、観ていて、否定文の時、「ne」を省略して「pas」だけ付けていることが多いことに気が付き、会話では、そのほうが一般的なのかなあと感じました。
ジャックが「Je vais te battre.」というシーンも印象に残っています。

タイトルの「Le Grand Bleu」の通り、とにかく青い海の映像が綺麗な、全体的に明るめの映画で、海に魅せられた実在のダイバー二人を描いた、ロザンナ・アークエットの演技も素晴らしい、爽やかな作品でした。