少年と自転車

少年と自転車 [DVD]
原題:Le gamin au vélo
公開:2011
時間:87分
鑑賞日:2015.09.20
ストーリーの面白さ:★★★
映像や音楽の美しさ:★★★
作品の世界観の良さ:★★★
心が動かされること:★★★
非日常的刺激スリル:★★

私のオススメ度:★★★

あらすじ

児童養護施設「ホーム」に預けられていた、11歳のシリルは、自転車と、いつまでも、自分を迎えに来てくれない父親を、自分で探し出すことに。
しかし、父のアパートに電話しても繋がらず、行ってみると空き家になっており、自転車も消えていた。
そんな折、知り合った美容師、サマンサは、週末だけシリルの里親になり、彼の父親捜しを手伝うが・・・

私の感想、レビュー

観ていて最初に思ったのは、同調圧力に逆らえず、ある人の言いなりになってしまったり、一方で、周りの大人たちに反抗的な態度を取ったり、かと思えば大人しくなったりという、このシリル少年のキャラクターが、リアルで良かった、ということです。

あまり派手な演出は無く、終始、淡々と描かれ、ネタバレになってしまうといけないので、詳しくは書きませんが、特に、ラストもまた、私には、リアルな印象で、あのシーンが、何とも言えません。

また、フランスの晴れた日のサイクリングとピクニックは、自然が綺麗で気持ちがよさそうで、最後の方は、そういう意味で、映像が綺麗でした。

フランス語は、まだまだ私の実力では、聞き取れないところだらけですが、印象的だったのは、大人よりも子供のほうが、ペラペラと早口で話す、ということで、これは、英語圏でも、フランス語圏でも、日本語圏でも、万国共通なのかもしれません。

私でも、聞き取れるセリフも多くあり、日常が描かれているので、おそらく、フランス語上級者の方が観れば、さほど難しくない作品なのだと思います。

「少年」と聞くと「garçon」が思い浮かびますが、「gamin」も「kid」という意味で使われるようです。

淡々と描かれるリアルな世界観が、物語というよりかは、ドキュメント風な印象があって、私としてはそのリアルさが、好印象な作品でした。